2007年04月27日(金)
虹鱒漁解禁(にじますりょうかいきん)
私の住む田舎から15マイルのところにグラスバレー市がある。そこにはいっちょまえに『The Union』なーんていう新聞社がある。ちなみに日曜休刊。今日のスポーツ欄のコラムに「Sierra trout season open Saturday」という記事が載っていた。よーするに『4月28日土曜日に虹鱒漁解禁!』で、魚釣り大好きなおっさんがたくさんいるこの国(というか魚釣りが趣味の(おっさん)人口は世界中で一番ではないかと私は信じている。ちなみに2番はゴルフである)ではこれは大ニュース。新聞のスポーツ欄の一面(の端っこ。ちなみに真ん中は野球、フットボール)を飾るにはふさわしい記事であろう。この記事には釣りだけではなくいわゆる気候と自然とのかかわりが深く書かれていた。筆者は釣りが好きな人のためにとてもためになる釣りについての情報をただ伝えるだけでなくその根拠となる気候と自然の摂理をダイナミックに!見事に描写してくれた。そこで私は自然のすごさに「なるほど~」とため息をついた、と同時に淡水魚を好んで釣る人たちが「釣りをする」ことだけが目的ではなく四季折々の自然を彼らの方法で楽しんでいる、喜んでいるのだということをなんとなく理解できた。そうやって釣りを通して自然を深く理解したり感じたりするおじさんたち(だけではありませんが)に拍手です。記事は「続きを読む」で。
2006年は虹鱒漁期の特徴は7月まで多水量であった。シエラ中央のスタニスラス川流域では水流の勢いが7月最後まで釣りができる状態にまで下がらなかった。そこへ夏の嵐が来て川の水がすっかりにごってしまった(訳者注:虹鱒はきれーなすんだ水がすき)。釣り糸、釣竿が水にぬれずによい角度を取れるようになったのは8月10日までかかった。
今期はまったくその逆となるであろう。大変乾燥した冬で雪も北シエラ山脈にあまり降らなかった。先週末に嵐が来てシエラ市の上のバセット観測所に8インチの雪が降ったが火曜日にはもう解けてなくなった。ユバ峠付近の北ユバ川源流では1-2フィートしか雪がなかった。月曜日の時点で北ユバ川のグッドイヤー(地名)砂州では1秒間に213.36㎡を記録した-これは平年の約半分である。
今週は気温の上昇が予測されており雪が解けて水量が増すことになる。しかし雪が少ないので雪解け水も少ない、つまり虹鱒漁にとって早くてよい始まりだと私は期待している。今年は長雨の年のあとの乾燥した年、つまり虹鱒漁には最適の年になるだろう。トラッキーのようにダムによって制御されている川は昨年の多量の雨がその水量を約束してくれている。5月初旬は冷たくて色のない水だろうけれども下旬には平年ならば6月初旬に期待される最高の川の状態になることであろう。
もし今週出かけるならば下流域をお勧めする。3000から4000フィートの高さが源流の下流域はそれより高い山が源流の水よりも暖かいからである。
ネバダ郡のシエラ西斜面にあるいくつかの川がそれにあたる。シエラの東斜面の川はダムで制御されているので適度の流れが予想される。
西斜面の標高の低いところでの虹鱒漁は軌道に乗り始めている。ガイドのフランクリネラからユバ川の低いところでは確実にどんどんよくなってきており、昆虫(えさ)2005年2006年の洪水による被害から回復してきているとの報告がはいっている。
フランクによるとわれわれは今March Brownの孵化の終わりにきておりPale Morning Dunがこれから孵化しようとしているところにいる。フランクはドライフライをもっぱら使ってきた。かれいわく「虹鱒は昆虫の孵化(えさの一種)には好き嫌いが激しい。偽の昆虫のほうがうまくいく。ただ虫が孵化しているときは魚はよく食べている。」
フランクは「PMD」には#14や#16を使用する。次の孵化は「Little Yellow Sally」だということだ。この孵化はわれわれが5月に下流へ行くために大切なもので楽しみにしている。
全体的に見てエングルブライトダムから下の虹鱒漁場の健康度は昨年の高水位に苦しめられた。やっと現在普通どおりに回復してきたところである。魚は今大変抱負でよく食べておりよい上体であるとフランクは言う。昨年の春から見事な進展である。
サクラメントにいるストライパー(スズキの一種)は先週火曜日から変化が見られる。先週の水曜日鮭の稚魚が食欲満々のストライパーに出会ったのである。これで鮭の稚魚が大量に食べられた。
なぜ人工孵化の鮭の稚魚がサクラメントリバーに放流されてストライパーに遭遇したのか、それはなぞである。人工孵化はお金がかかるはずである。ストライパーのえさにするならば金魚とかもっと安いものにすればいいものを!
ガイドのマーククラークの報告によるとマークが釣ったストライパーは鮭の稚魚を船一面に吐き出していたという。ストライパーが一日6マイルの速さで鮭と一緒に川を下った。それでストライパーが下流で食い付いたのである。現在ストライパーの一部はコルーサ、メリディアン地域にいる。おそらく彼らが最後の鮭を食べたのかそれとも食傷したのか。
先週末レディングに2.5インチの降雨量があり、それでサクラメントリバーが濁った。この泥色の水は3日かかってレディングからコルーサへ移動する。これでストライパー漁が変わる。クラークはこう言う、「もし水がある程度澄んで自分のプロペラが見えるくらいならば小魚の餌によく食いつく。もし水がにごっていてプロペラが見えなければストライパーを流し釣りに切り替えするときだ。」
5月2日は満月になる。大口バスの大産卵と偶然重なる。それまではサクラメントバレーにある湖でのつりが悪くない考えであろう。
今週土曜の28日、子供魚釣り大会が2つ開かれる。ライオンズクラブがスポンサーのスクワルクリークとグラスバレースポーツマンクラブがスポンサーのフェアグラウンドで行われる恒例のイベントである。
(以下略)
【More・・・】
「今週の土曜日はシエラ(このあたりの総称)の虹鱒シーズンが始まります。伝統的に4月の第4土曜日と決まっているからです。2007年の虹鱒シーズンは2006年のそれとは対照をなすであろう(訳者注:カリフォルニは冬が雨期。2006年の冬はそれはそれは寒くて雨が何週間も何週間も降って平らなところはほとんど洪水を経験した冬でした。そして2007年。雨もほとんど降らず山には雪も降らない。スキー場は大変だったようです。3月の中ごろから雨や雪がちらほら降ったものの、2006年とは比べ物にならないくらい乾燥した冬となりました)。2006年は虹鱒漁期の特徴は7月まで多水量であった。シエラ中央のスタニスラス川流域では水流の勢いが7月最後まで釣りができる状態にまで下がらなかった。そこへ夏の嵐が来て川の水がすっかりにごってしまった(訳者注:虹鱒はきれーなすんだ水がすき)。釣り糸、釣竿が水にぬれずによい角度を取れるようになったのは8月10日までかかった。
今期はまったくその逆となるであろう。大変乾燥した冬で雪も北シエラ山脈にあまり降らなかった。先週末に嵐が来てシエラ市の上のバセット観測所に8インチの雪が降ったが火曜日にはもう解けてなくなった。ユバ峠付近の北ユバ川源流では1-2フィートしか雪がなかった。月曜日の時点で北ユバ川のグッドイヤー(地名)砂州では1秒間に213.36㎡を記録した-これは平年の約半分である。
今週は気温の上昇が予測されており雪が解けて水量が増すことになる。しかし雪が少ないので雪解け水も少ない、つまり虹鱒漁にとって早くてよい始まりだと私は期待している。今年は長雨の年のあとの乾燥した年、つまり虹鱒漁には最適の年になるだろう。トラッキーのようにダムによって制御されている川は昨年の多量の雨がその水量を約束してくれている。5月初旬は冷たくて色のない水だろうけれども下旬には平年ならば6月初旬に期待される最高の川の状態になることであろう。
もし今週出かけるならば下流域をお勧めする。3000から4000フィートの高さが源流の下流域はそれより高い山が源流の水よりも暖かいからである。
ネバダ郡のシエラ西斜面にあるいくつかの川がそれにあたる。シエラの東斜面の川はダムで制御されているので適度の流れが予想される。
西斜面の標高の低いところでの虹鱒漁は軌道に乗り始めている。ガイドのフランクリネラからユバ川の低いところでは確実にどんどんよくなってきており、昆虫(えさ)2005年2006年の洪水による被害から回復してきているとの報告がはいっている。
フランクによるとわれわれは今March Brownの孵化の終わりにきておりPale Morning Dunがこれから孵化しようとしているところにいる。フランクはドライフライをもっぱら使ってきた。かれいわく「虹鱒は昆虫の孵化(えさの一種)には好き嫌いが激しい。偽の昆虫のほうがうまくいく。ただ虫が孵化しているときは魚はよく食べている。」
フランクは「PMD」には#14や#16を使用する。次の孵化は「Little Yellow Sally」だということだ。この孵化はわれわれが5月に下流へ行くために大切なもので楽しみにしている。
全体的に見てエングルブライトダムから下の虹鱒漁場の健康度は昨年の高水位に苦しめられた。やっと現在普通どおりに回復してきたところである。魚は今大変抱負でよく食べておりよい上体であるとフランクは言う。昨年の春から見事な進展である。
サクラメントにいるストライパー(スズキの一種)は先週火曜日から変化が見られる。先週の水曜日鮭の稚魚が食欲満々のストライパーに出会ったのである。これで鮭の稚魚が大量に食べられた。
なぜ人工孵化の鮭の稚魚がサクラメントリバーに放流されてストライパーに遭遇したのか、それはなぞである。人工孵化はお金がかかるはずである。ストライパーのえさにするならば金魚とかもっと安いものにすればいいものを!
ガイドのマーククラークの報告によるとマークが釣ったストライパーは鮭の稚魚を船一面に吐き出していたという。ストライパーが一日6マイルの速さで鮭と一緒に川を下った。それでストライパーが下流で食い付いたのである。現在ストライパーの一部はコルーサ、メリディアン地域にいる。おそらく彼らが最後の鮭を食べたのかそれとも食傷したのか。
先週末レディングに2.5インチの降雨量があり、それでサクラメントリバーが濁った。この泥色の水は3日かかってレディングからコルーサへ移動する。これでストライパー漁が変わる。クラークはこう言う、「もし水がある程度澄んで自分のプロペラが見えるくらいならば小魚の餌によく食いつく。もし水がにごっていてプロペラが見えなければストライパーを流し釣りに切り替えするときだ。」
5月2日は満月になる。大口バスの大産卵と偶然重なる。それまではサクラメントバレーにある湖でのつりが悪くない考えであろう。
今週土曜の28日、子供魚釣り大会が2つ開かれる。ライオンズクラブがスポンサーのスクワルクリークとグラスバレースポーツマンクラブがスポンサーのフェアグラウンドで行われる恒例のイベントである。
(以下略)
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